アトピー性皮膚炎の原因

アトピー性皮膚炎の原因

アトピー性皮膚炎の原因は、簡単に説明すると、皮膚の外側から来る刺激に対して皮膚の 内側が過剰反応を示すことでおこります。

ここには、外側からの刺激を用意に受けやすい体質(皮膚のバリア機能の低下)と、 ちょっとした刺激でアレルギー反応を起こしやすい体質(アトピー素因)とがかかわっています。
要するに、アトピー性皮膚炎の原因には、皮膚の内側と外側の両方が関係していることになります。

アトピー性皮膚炎の原因「セラミドの差」

角質細胞の間は、「セラミド」という角質細胞間脂質で埋め尽くされています。 角質細胞がレンガだとすると、セラミドはレンガ同士をくっつけるセメントのようなものです。
健常者はこのセラミドがそう簡単に崩れたり少なくなることはありませんが、 アトピー性皮膚炎の疾患がある人は、セラミドが普通の人よりも少ないことが確認されています。

角質の構造がもろくて、水分を逃しやすいために、乾燥肌になってしまうと考えられます。
ちなみに、このように皮膚が乾燥したような状態を専門的には「アトピー性ドライスキン」と呼んでいます。

さらに、アトピー性皮膚炎の疾患のある人と健常者の皮膚で、一定期間内に蒸発する水分の量を比べたところ、 アトピー性皮膚炎の疾患のある人のほうが、健常者よりも水分が多く失われることもわかりました。

アトピー素因

アトピー素因というのは、アレルギー体質の1つです。
アトピー性皮膚炎の疾患のある人の約8割にはアトピー素因がみられています。

残りの約2割の人は、アトピー素因を持っていないにも関わらず、アトピー性皮膚炎を発症しています。
この結果から、アトピー素因というのは、アトピー性皮膚炎になる可能性を高める要因ではありますが、 アトピー性皮膚炎を決定付ける条件ではないことがわかります。